「にしん」は春告魚と呼ばれ、春の季語にもなっているお魚。
北海道とは歴史的に繋がりが非常に深い魚なんです。
明治~昭和の初めにかけて北海道の日本海沿岸では大量のにしんが水揚げされ、そのにしんを原料とした「にしん粕」は全国で優秀な肥料として使われました。
ニシン漁により北海道の経済は発展し、その網元が建てた当時としては非常に豪華な建築物「鰊御殿」は現在でも北海道の各地に残っています。
出典:Good day 北海道
昭和30年を境ににしんの漁獲量は急速に減少し、一時は「幻の魚」とまで呼ばれましたが2000年頃より徐々に漁獲量が回復しています。
国内でにしんが水揚げされるのはほぼ北海道のみ!
なんと国内のニシン水揚げ量の内、北海道が99.7%を占めているんですよ。
卵は「数の子」として珍重されていますね。
身は主に「身欠きにしん」としてお蕎麦や煮物に使われますが、脂の乗った身をそのまま焼くのも美味しいのです♪
そのにしんの一夜干しを頂けるのが、今回の返礼品です。
目次
自治体:北海道余市(よいち)町
今回の自治体紹介は、以前の記事と同じですので過去に読んだ方は飛ばして下さい。
地図はこちら
出典:余市町
北海道の西側、後志(しりべし)地方にあります。
人口は18,000人程で、北海道の中ではやや小さな町です。
余市は北海道一のリンゴ産地!
なんと日本で初めてリンゴの栽培に成功したのは余市町なのです。
気候は比較的温暖なのですが一日の寒暖差が大きく、果樹栽培に適している為、現在でもリンゴや梨・さくらんぼ等の果樹園が沢山あります。
観光果樹園も多く、春にはサクランボ狩り、秋にはリンゴ狩りが出来ますよ♪
観光名所としては『ニッカウヰスキー余市蒸留所』が有名!
ここはニッカウヰスキーの創業地であり、日本のウィスキーの父とも言われる「竹鶴正孝」さんがウィスキー造りの理想の地を求めてスコットランドに似た気候風土を備えていたここ余市に、1934年に建設された工場です。
NHKの連続テレビ小説『マッサン』の舞台になった場所ですね♪
ここでは工場の見学と共に、ウィスキーの無料試飲や、工場限定の原酒販売もあります。
この蒸留所はトリップアドバイザーによる「行って良かった!工場見学&社会科見学2014」で全国1位に選ばれた事もあるんですよ!
出典:NIKKA WISKY
お近くに来られた際には是非見学してみて下さい。お酒が飲めなくても楽しめます♪
<ふるさと納税:北海道余市町の返礼品>食わずに死ねるか銀とろにしん
北海道余市町、マルウ福原伸幸商店の銀とろにしん!
「食わずに死ねるか」とは中々刺激的な名前ですね~。
産卵期前の脂の乗ったにしんを、塩さえも使わずに一夜干しにして旨味を濃縮した逸品!だそうです。
残念ながら北海道産では無く、ロシア産ではありますが…。
でも美味しければ良いのです♪
食わずに死ねるか銀とろにしんのレビュー
実際に届いた商品がこちら
冷凍便で真空パックされた一夜干しにしんが10匹届きます。
パッケージが中々カッコいい。
魚焼きグリルで焼いて…、実食です!
焼けた皮の香りが香ばしい♪
味付けはされていないので、お醤油をかけて頂きます。
一夜干しにしているので、柔らかいにしんの身がしっかりとしています。
食べてみると…、あれ?あんまり脂が乗っていない…。
身もかなり薄くて、食べ応えがありません。
丁寧に作られているので身のパサパサ感はありませんが、脂が無いので旨味も少ないです。
試しに他のも焼いてみましたが、同じような感じでした。
うーん、これはちょっと残念な感じですね…。
還元率
還元率は23%でした。
ふるさと納税返礼品の還元率は30%程度が多い中でこれはちょっと低めですね…。
評価
美味しさ | ★☆☆☆☆ | あまり脂が乗っていなくて、身も薄い。 |
還元率 | ★★☆☆☆ | 還元率=23%はちょっと低め |
レア度 | ★☆☆☆☆ | にしんの一夜干しはそこまで珍しくありません。しかもロシア産ですし…。 |
総合評価 | ★☆☆☆☆ | にしん一夜干しを頂くなら、他を選んだ方が良いかもしれません。 |
今回は残念な評価になってしまいました。
でも同じマルコウ福原商店さんから頂ける返礼品で、以前レビューした「にしん漬け」はとっても美味しかったんですよ!
良かったらそちらもチェックして下さいね。
↓以前の記事↓
<ふるさと納税:北海道余市町>北海道では冬の定番!【にしんでっかく、これが地元のにしん漬け】
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